皆さま、こんにちは！
チャヤマクロビ編集部の渡辺です。
暑さの厳しかった夏が過ぎて、気が付けば秋も深まり、肌寒い日が増えてきましたね。
皆さん、体調は崩されていませんでしょうか。
今年は、インフルエンザとコロナに負けないよう、食の力を取り入れて体調を整え、元気いっぱいに過ごしたいですね。
さて、前回に引き続き、「古代小麦」の魅力について、その第2弾をお届けしていきたいと思います。
・古代小麦に、注目したきっかけ
皆さんは、どのような食生活を普段されていますか？
私は、玄米中心の食生活をしています。
しかし、もともとは、粉ものが大好き！
たまには、マフィンなどのスイーツやパスタも食べたい！
そんな時は…胃腸のことを考えて「グルテンフリー」を意識した粉ものをチョイスしています。
グルテンは腸に詰まりやすく、そのことで体に様々な不調が出るとされています。 日本でも広く認知され、もはや定着している感のある「グルテンフリー」。皆さんも、意識されているのではないでしょうか。
そんな中、注目されるグルテンフリーの市場で、救世主のように現れたのが「古代小麦」でした。
健康大国のアメリカで、一際注目を浴びていた「古代小麦」。
なぜ、「グルテンフリー」なのに、「小麦」…？？？
その小麦は、ただの小麦ではなく、品種改良されていない、すなわち「古代小麦」と呼ばれるものなのでした。
私は、「小麦」を食べると不調が出やすかったので、もう、食べることを諦めかけていました。
しかし、品種改良されていない古代小麦であれば、現代の小麦と違って「グルテン」の含有量も非常に少なく、かつ優れた栄養価なのです！これまでの小麦の代替品になり得るということを知りました。
「私でも、これなら食べられるかもしれない！」
この事を知った時は、本当に嬉しかったですね。
皆さんはいかがでしょうか！ そう思いませんか？！
現代の小麦は、大量生産しやすいように、度重なる品種改良がおこなわれ、質が低下してしまいました。
もともとの小麦とはかけ離れた、もはや別のものになってしまっているのだと思います。
・理想的な原種との出会い
主食の一つでもある「小麦」は、きっと「米」の次に大切な食材だと思います。
チャヤマクロビでは、未来のカラダと地球のために…そんな「小麦」の、品種改良されていない「原種」、その象徴的な存在が何かと探し求めました。
そしてとうとう、「アインコーン」という品種に辿りつきました。
古代小麦の中でも、一番古くから栽培されてきた原種の中の原種、それがアインコーンでした。
我々が探している理想的な原種、それはアインコーンであると確信しました。
早速我々は、アインコーンを実際にこの目で見て確認したいと思い、そのルーツである欧州、イタリアに飛びました。
そこで、予想以上、期待以上のことがあったのでした・・・
先人から受け継がれた、古代小麦への愛情。現地のイタリアで、生産者さんと実際にお会いして語らい、その想いを聴いて、多くの学び、気づきを頂きました。
そして、畑を見て、実際に古代小麦を使用したパンやケーキを食べさせて頂き、この素晴らしさは間違いないと確信したのです。
それと同時に、日本の市場に出回っていない「アインコーン小麦」のタネを、次世代までしっかりと守っていくお手伝いがしたい、そしてチャヤマクロビのファンのために届けていこうと決意しました。
そして、帰国後に我々は、イタリアのプロメテオ社と契約を結ばせて頂き、2020年4月1日より、古代小麦「アインコーン」の日本における総販売代理店としての銘を頂きました。
（左：チャヤ小川代表、右：チャヤ七林バイヤー）
素晴らしい小麦を、もっともっと活かせるように、ここからは、チャヤマクロビの腕の見せどころです。
古代小麦を使った魅力的なメニューや商品をお届け出来るように努力していくので、これからも応援して頂けたら嬉しいです。そして一緒にアインコーンのタネを守っていきましょう。
できました！！ 古代小麦を使用した新商品が完成しました！
「古代小麦ヴィーガンブラウニー」です。
・秋の新商品【古代小麦ヴィーガンブラウニーギフト】
チャヤマクロビ自慢のヴィーガンチョコレートを使用した、優しい味わいのブラウニー。
古代小麦を使用した香ばしい味わいと、甘酒を使用ししっとりとした食感が楽しめるスペシャルなブラウニーです。
トッピングは、2種類ご用意しています。
“ミックスナッツ”と”マクロビアイシング”です。
アイシングは通常、「白砂糖」で作られていると思うのですが、”マクロビアイシング”は、お砂糖不使用です！ 豆乳とカカオバターとココナッツミルクで作っています♪
ぜひ、ご自分へのご褒美に、大切な方へのギフトに、「古代小麦ヴィーガンブラウニーギフト」をご利用ください♪
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【Good Fellow 素晴らしきチャヤ ファミリー！】
さて、チャヤマクロビのコンセプトに共感頂き、応援してくださっている「チャヤ ファミリー」を、毎号の中でご紹介していきます！
今回は、古代小麦アインコーンの圃場がある現地イタリア迄買い付けに行っているチャヤ スタッフの七林さんです。
・自己紹介
はじめまして。七林秀郷と申します。
この度は未来カラダLAB通信にて読者の皆様に古代小麦アインコーンのご紹介が出来る機会を頂けましたこと大変嬉しく思います。
私はマクロビオティックを生活に取り入れている両親の元に生まれました。
小学校の時は、クラスメイトが給食を食べる一方、玄米弁当を持参して登校していました。
高校生になり、交友関係の広がりとともに、色々な食べ物を食べるようになり、急にアトピーなどの皮膚炎に悩まされるようなりました。
15歳の頃、そうした症状を改善したいと思い、たまたま家の本棚にあった本にマクロビオティックの本がありました。
食生活を変えることで、カラダが変わり、ココロが変わることが実感できました。
こうした実体験を、特に思春期で悩みを抱えている子供たちに伝えていきたい、という想いからマクロビオティックの団体に就職しました。
団体、会社での仕事を通じ、国内外の様々なマクロビオティックを生活に取り入れている方々と出会う機会がありました。
そのような中、専門である貿易の仕事を通じ出会ったのが、イタリアの生産者であるPrometeo社のMassimo（マッシーモ）氏であり、最古の古代小麦アインコーンです。
・何故Prometeo社のアインコーンか？
Prometeo社にはオリアーナさんという農学者の方がスタッフでおり、小麦の実験農場を持ち、様々な小麦の研究をしています。
実験農場には、日本でも有名な古代小麦（スペルト小麦、エンマー小麦、ファッロ小麦など）が栽培されていました。
そこでは、例えば、同じスペルト小麦の中でも様々な品種があると教えて頂けました。
アインコーン小麦も同様に様々な品種がある中、Prometeo社が手掛けている品種はMonLisという品種になります。
その理由は播種した後の発芽率、生育の安定性、食味、栄養価などを総合した結果とのことです。
遺伝子組換え、ゲノム操作食品など、種の問題がクローズアップされている昨今、食の安心、安全の点から、品種までしっかりと特定できることは最も大事なことだと認識しています。
・メッセージ
日本において、小麦は米の二毛作として栽培され、江戸時代に石臼が登場することで、私達の食生活になじみの深い食べ物となりました。
特に戦後、小麦が大量に海外から輸入されるようになり、その消費量が急伸しました。
私達は小麦を食べ過ぎているということの警鐘として、小麦グルテン「フリー」の流行があるのかもしれません。
グルテンフリーが「小麦」という食べ物を考えるキッカケとなったのと同様、古代小麦を知ることで、「小麦」だけではなく、私達の命を紡ぐ「種」についても考えるキッカケとなると嬉しく思います。
是非、チャヤマクロビのアインコーン料理を試して頂けますと幸いです。
ありがとうございました。
（左から：Prometeo社代表マッシーモ氏、チャヤ七林バイヤー、
マッシーモ氏奥様、Prometeo社バレリアさん）
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ライター：渡辺美穂
CHAYAマクロビフーズ 編集部 兼 営業部 / マクロビオティック セラピスト