「特集:夏ごはん」~暑さに負けないカラダ作り~

忙しい毎日の中で、ついつい冷たいものばかり飲んだり食べたりしてしまい、気が付けば、食欲が無くなってしまうなんてことはありませんか。

​さて今回は、暑さに負けないカラダ作りをテーマに、「夏ごはん」を特集していきます。夏バテ防止と熱中症予防のために取り入れたい旬野菜のご紹介。そして食欲をアップさせてくれる食材のご紹介。さらに夏ならではの、おすすめの調理法をお伝えしていきます。

【目次】
1.主役は、夏の旬野菜たち
2.夏バテ防止&食欲アップ食材
~玄米甘酒・薬味(香味野菜・スパイス・クエン酸)・フルーツ~
3.おすすめの調理法
4.まとめ

                                                      【チャヤマクロビ アンバサダー:沖 知子さん】

1.主役は、夏の旬野菜たち
普段、野菜を選ぶ際に、「旬」をどのくらい意識されているでしょうか。​

現在​​スーパーなどでは、旬以外の野菜や果物も手に入ります。

​便利になった反面、旬が分かりづらくなってしまったようにも感じられます。​

また、国産でない野菜や果物も、数多く見られます。



7月・8月に旬を迎える夏野菜を、改めて挙げてみましょう。

【夏野菜】
ナス、トマト、キュウリ、かぼちゃ、冬瓜、シロウリ、オクラ、ズッキーニ、ゴーヤー、ピーマン、パプリカ、枝豆、トウモロコシ、つるむらさき、モロヘイヤ、ルバーブなど。

季節に応じて、旬な食材をいただくことは非常に重要なことです。

そのように考えますと、夏に採れる野菜はカラダにこもった熱を外に出して、冷ましてくれるような作用を働かせてくれます。

カロテンをたっぷり含んだ緑の夏野菜を、ぜひ積極的に取り入れてみましょう。

産地は、「暮らす土地の近く」がおすすめです。

多少値段は高いかもしれませんが、外国産よりも、国産を選ぶようにしてみましょう。

マクロビオティックでは、「身土不二」(暮らす土地の旬のものを食べること)を、大切にしています。これは、体と土とは一つである。という考えから来ています。人間が足で歩ける身近なところ(三里四方、四里四方)で育ったものを食べ、生活するのがよいとする考え方」です。

2.夏バテ防止&食欲アップ食材
~玄米甘酒・薬味(香味野菜・スパイス・クエン酸)・フルーツ~
夏の旬野菜の他にも、夏におすすめの食材をご紹介していきます。
夏野菜と組み合わせて、一緒に取り入れてみましょう。

【玄米甘酒】…夏イチオシ!ナチュラル栄養ドリンクは、コレ。
マクロビオティックでは、白いお砂糖の代わりに、「玄米甘酒」がよく登場します。

江戸時代、夏の風物詩として知られた「甘酒」。

夏になると甘酒売りが市中にやってくるので、俳句では「甘酒」は夏の季語です。

栄養分に富み、滋養回復に良いので、夏を乗り切るための栄養ドリンクでした。

冷やした甘酒は、より甘さが際立ち、スッキリとしていて、乾いたのどを潤すのにぴったりです。

温めて飲む甘酒とは、またひと味違った美味しさです。 

「飲む点滴」と表現される甘酒、健康にも、そして美容にも良い、そんな甘酒の効果を見ていきたいと思います。

①麹
麹は、ビタミンB2が豊富で、皮膚や粘膜を保護してくれ、皮膚を活性化してくれます。
しみやくすみを防いでくれる「美肌効果」の他、「美髪効果」も期待出来ます。

②ビタミンB1
食事で取った糖質を代謝し、エネルギーに変えてくれるビタミンB1は、疲労回復に欠かせない栄養素で、夏場にしっかり取りたい栄養素です。

ビタミンB1が不足すると、糖質を体内に蓄積させてしまう傾向が現れます。

さらに、倦怠感や食欲不振、集中力の欠如、口内炎や皮膚炎などの症状が発生することがあります。

このようなことから、暑さに負けない健康なカラダ作りには、ビタミンB1は、とくに欠かせない栄養素であるといえます。

ちなみに、玄米であれば、白米の約5倍も、ビタミンB1が含まれています。


③食物繊維やオリゴ糖
腸内の善玉菌の大好物とされている、食物繊維とオリゴ糖が、甘酒には豊富に含まれています。

このように、甘酒のような発酵食品の恩恵によって、腸内環境は整えられ、便秘解消なども期待がもたれます。

④必須アミノ酸
玄米甘酒には、人間のタンパク質に必要な必須アミノ酸が豊富に含まれています。

特に筋肉に必要とされる必須アミノ酸9種のすべてを含んでおり、まるでサプリメントのようなバランスの良さです。

 

【薬味】
さて、食欲の落ちている時は、食欲増進効果の期待できる、薬味を取り入れるのもおすすめです。

薬味とは、料理を引き立てるために使われたり、添えられたりするものの総称です。
つまり、野菜やハーブ、スパイス、調味料、フルーツなど、どれも薬味となります。

〇夏のおすすめスパイス
胡椒、ジンジャーパウダー(ショウガ)、クミン、カルダモン、ナツメグ、コリアンダー

カレースパイスとして、いくつかのスパイスがブレンドされて販売されているものも、おすすめです。

〇夏が旬の香味野菜
ミョウガ、オオバ(青じそ)、新ショウガ、ニンニク

香味野菜も、ぜひ旬のものを取り入れてみましょう。

〇すっぱい調味料、フルーツ
酢(ビネガー)・ゆず・レモン・グレープフルーツ・梅干し

クエン酸を含むすっぱいものは、汗のにおいを減らしてくれるという効果が有ります。

薬味は、食欲が落ちてきている時などに取り入れれば、美味しく食べることが出来る優れものです。すべて揃えることは難しいと思うので、ぜひ、気に入った薬味を見つけながら、少しずつ取り入れて、薬味の達人を目指して頂きたいと思います。

【旬のフルーツ】
スイカやメロンなどの瓜類、ベリー類、スモモ、アンズ

暑さを逃がすのに、冷たい甘いジュースなどの飲み物ではなく、玄米甘酒や、ビネガードリンク、旬のフルーツなどを取り入れてみてください。

3.おすすめの調理法
マクロビオティックでは、「食材」だけではなく、「調理法」にも「陰陽」があります。

夏場は、陰性(カラダを冷やす)の調理法が、おすすめです。

サラダなど冷たいもの火をあまり通さないものは陰性です。

一方、シチューのように、温かいもの、じっくり煮込むものは陽性です。

また、水分が多い、油分が多いもの、野菜は小さめに切るなども、「陰性」の調理法です。

 

【サラダ】
夏場は、火を通さないサラダがおすすめです。

カラフルな夏野菜を、サラダで頂いてみましょう。

しかし、冷房が強く効いた室内で過ごすことが多い場合は、カラダが冷えている可能性もあるので、温野菜の方がおすすめな場合もあります。

【スチーム】
サラダなど、生野菜は、消化にも負担がかかりやすいので、あまり体調が優れない時などには、蒸したお野菜がおすすめです。


【スープ、味噌汁】
野菜をたっぷり取るには、具沢山のスープやお味噌汁もおすすめです。

私たち日本人の場合は、朝は、お味噌汁がおすすめです。

お味噌汁の塩分で、日中も元気に動くことが出来ます。

 【レトルトの活用】
夏場は、火を使う調理が心配なシーンもあるかもしれません。

そのような場合には、レトルトも上手く活用して頂きたいと思います。

チャヤマクロビのレトルトは、添加物も不使用ですし、加熱せずにそのままお召し上がり頂くことも出来ます。

スープなどは、そのまま冷蔵庫で冷やしておけば、冷製スープとして、手軽にお楽しみ頂くことが出来ます。

                                        【チャヤマクロビ:冷やしても美味しい!コーンポタージュ】

無理はせずに、時には、レトルトを活用してみては、いかがでしょうか。

 
4.まとめ
暑さで、冷たい甘い飲み物などを沢山飲んでいると、内臓が冷えて、消化力が落ち、食欲不振になってしまいます。

冷たい飲み物は、甘さを非常に感じられにくいので、砂糖がかなり多く使われていることが多いなど、ご自身で加える場合も量が多くなりやすいので注意が必要です。

糖分の多い甘い飲み物は、満足感があるので、空腹を感じなくさせてしまい、食欲が落ちてしまいます。

また、ついつい、そうめんやおそばだけなど、炭水化物だけに偏りやすいです。

そうめんやおそばには、みょうがや青紫蘇などの香味野菜を添える、冷やし中華なら、夏野菜をたくさん添えて具沢山にするなど、ひと手間を加えることが、健康的に暑さを乗り切るためには、とても大切です。

食べられなくなって、全身のだるさ・倦怠感などの夏バテの症状が出てきてしまった場合は、玄米甘酒で、パワーをチャージするのも良いかもしれません。

ぜひ、ご紹介した食の知恵を取り入れて、暑さに負けないカラダ作りをしながら、より良い未来カラダに繋げてみてください。

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制作:チャヤマクロビ編集部