「玄米」は、未来カラダのためのマストアイテム
今回は、未来カラダに欠かせない食材である「完全栄養食」である「玄米」のことをテーマに、お届けしていきたいと思います。
ミネラルなどの栄養量、そして食物繊維も豊富な「玄米」は、「穀物」ではありますが、「野菜」に負けないパワーをたくさん秘めています。
では、野菜不足を解消してしまう程の玄米の潜在的な魅力を、ご紹介していきたいと思います。
【目次】
● 「玄米」がマストアイテムだと言い切れる理由
● お召し上がり頂く時の注意点
● ちょっと疲れている時や食欲の無い時には…
● 美味しい炊き方と保存の仕方
● チャヤマクロビで使用している玄米ごはんのご紹介
● チャヤマクロビのレトルト玄米ごはんシリーズ
⓵「玄米」がマストアイテムだと言い切れる理由
マクロビオティックのベースは、「玄米菜食」です。
古来より、「玄米」がお食事の中心にあったわけです。
私たち日本人の細胞は、「玄米」によって作られてきたと理解をしても間違いないでしょう。
それでは、「玄米」がマストアイテムだと言い切る理由を、一つずつお伝えしていきます。
● 栄養量が豊富!
マクロビオティックの「2大原則」のうちのひとつ、「一物全体」は、自然の恵を残さずに丸ごといただく、ひとつのものを丸ごと食べよう、という教えがあります。
ですので、穀物であれば精白していないお米をまるまる「玄米」として、栄養をもれなく頂くことで、カラダのバランスがとれるという考え方があります。
まさに玄米は、私達が、健康を保つために必要とされる栄養素をほぼ摂取することができるため、「完全栄養食」と言われているのです。
たとえば「玄米」は、白米と比べて、カロリーはほぼ同じなのですが、ビタミン・ミネラル・食物繊維の量は、白米よりも格段に多く含まれています。
●デトックス効果が高く、免疫力もアップ!
「玄米」は、食物繊維が多いので、腸の働きがよくなります。
たとえば、白米と比べて、公害物質を体外に排出する率が遥かに高く、デットクスの効果が期待出来るのです。
ですので、立春を迎え、花粉が飛び始めた今くらいの季節にも、「玄米」はおすすめです。
春は、冬に溜め込んだ脂肪などの不要なものを、カラダから上手に排出すること(デトックス)が、とても大切になります。
カラダに溜まった不要なものが、花粉に反応をして、花粉症の症状が悪化しやすくなるからです。
いかがでしょうか。
せっかくご飯を食べるのであれば、白米ではなく、「玄米」を食べないともったいない気がしてきませんか。
外食が続いて、白米ばかりが続いてしまった場合、まずは、食事に「玄米」を取り入れるように気をつけてみるだけでも、体調が整ってくるのを感じられると思います。
さて、そんな魅力的な「玄米」ですが、気をつけたいポイントがあります。
⓶頂く時の注意ポイント
「玄米」は、皮が付いている状態なので、硬いですよね。
しっかりと噛まないと消化不良になって、逆効果になりかねません。
マクロビオティックでは、一口50回以上嚙もうとご提案しています。
よく噛まないと、「玄米」の恩恵が薄らいでしまうからです。
噛めば噛むほど、良い効果が得られます。
よく噛めば、唾液で殺菌もされます。
他にも、脳の活性が期待出来ます。
脳の活性により、集中力の向上や、リラックス効果、ストレス軽減などの効果もあるのです。
今、何回くらい咀嚼をして食べているか、振り返ってみてはいかがでしょうか。
「あまり噛んでいなかった」と、改めて気が付く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ずっと意識することは難しいかもしれません。
そのような場合は、最初の1回だけでも、少し長めに咀嚼するように意識することも、おすすめです。
また、よく噛むと、少量でも満腹感が得られるので、食べ過ぎも防ぐことが出来るので、ぜひお試しください。
⓷ちょっと疲れている時や食欲の無い時には…
疲れていたり、食欲が無い、そんな消化力が落ちてしまっていると感じられるときは、温かくて柔らかい、「お粥」にして食べることもおすすめです。
また、精米の途中の段階である「分づき米」もおすすめです。
精米とは、「糠や胚芽」を取り除くことです。
「三分づき」「五分づき」などが選べます。
ちなみに、数字が大きくなるほど、白米に近くなります。
最初は、「玄米」と白米の真ん中の「5分づき」から始めてみては、いかがでしょうか。
⓸美味しい炊き方と保存の仕方
玄米は、炊き方で、食感がいろいろ変わります。
圧力鍋で炊くと、もっちりとした食感に仕上がります。
土鍋で炊くと、あっさりとした仕上がりになります。
最近では、炊飯器でも、「玄米モード」が付いているものも多いので、手軽に取り入れたいなら、「玄米モード」の付いた炊飯器を選ぶこともおすすめです。
たとえば、チャヤマクロビレストランでは「圧力鍋」を使用しています。
「美味しい玄米の炊き方を教えて!」よくそう尋ねられるので、今回は、おすすめの「玄米」のとぎ方と「圧力鍋」を使用した炊き方、保存方法をご紹介したいと思います。
《「玄米」のとぎ方》
ボウルに玄米と水を入れ、玄米のもみ殻やごみをサッと水で洗い流します。
再び水を入れ、手をこすり合わせるようにして玄米をやさしく洗います。
水を3~4回取り換え、ざるに上げます。
水気をきり、それぞれの調理器具に入れます。
玄米の1.2~1.5倍に水を加え、塩をひとつまみ入れます。(炊飯器で炊く場合は、水に浸して6~8時間置きます。)
《圧力鍋を使用した「玄米」の炊き方》
蓋をして中火にかけ、圧がかかったら、火を弱めて20~30分炊きます。
火を止めて、15~20分ほど蒸らします。
長めに蒸らすのが、おすすめですよ。
《保存方法》
保存方法もいろいろあります。
毎回、圧力鍋でご飯を炊くことは、なかなか難しいと思います。
週末に多めに炊いておいて、以下の方法で保存をするのが、おすすめです。
・冷凍保存しても美味しい。
おにぎりサイズなど、1食分ずつ小分けをして、冷凍。
冷めきる前に、ラップをして、冷めてから冷凍庫に入れると、水分が飛ばず、美味しい状態のまま保存が出来ます。
また、小分けにしておくことで、忙しい時でも気軽に「玄米」を頂けますので、お試しください。
・炊飯器で保存するのもアリです。
炊飯器の「保温」状態でそのまま、1週間程度、保存が可能です。
だんだん乾燥してきてしまうので、時々水を足してあげましょう。
1日に1回は、天地返しして、上下を混ぜ合わせてあげましょう。
このように、お水の量を調整して、自分好みの食感をお楽しみください。
⓹チャヤマクロビで使用している玄米ごはんのご紹介
チャヤマクロビレストランでは、北海道の旭川市にある市川農場さんの有機玄米「ゆめぴりか」 を使用しています。
水田に、天然原材料の植物性肥料をのみを使用した「ゆめぴりか」は、上品な甘みのある、優しい味わいの「玄米」です。
大雪山の伏流水で育まれた西神楽の水田で、有機栽培米を育てる市川農場の市川範之さん。
化学肥料を使用せずに、米粉、米糠、サトウキビ、などの天然の植物性肥料のみを使用し、農薬を使用せずに木酢液で害虫予防を行い、除草剤を使用せずに田植機を改良した乗用の除草機で除草されています。
そして、北海道の広大な大地で育てられています。
水田には、綺麗な水でしか生息しない絶滅危惧種指定のミズアオイの花が咲いています。
そんな、市川さんが丹精込めて育てた、有機JAS認定の「玄米」を使用しています。
そして、「圧力鍋」を使用して炊いています。
もち米のように、もちもち食感の食べやすい「玄米」です。
「玄米」が苦手だという方にもぜひお召し上がり頂きたい、チャヤマクロビ自慢の玄米ごはんです。⇒ゆめぴりか5kg
⓺公式オンラインショップで販売しているレトルト玄米ごはんシリーズ
チャヤマクロビの公式オンラインショップで販売しているレトルト玄米ごはんは、3種類あります。
すべて、秋田県産の「国産有機玄米」を使用しています。
「化学調味料・保存料」は不使用です。
使用しているお塩は、伊豆大島の「海塩」を使用しています。
● 玄米のごはん プレーン
国産の有機玄米を、ふっくら炊き上げています。
レストラン店舗と同様の、もっちりとした食感が特徴です。
レトルトタイプなので、玄米を試して見たいという方や、忙しい方にもオススメです。
● 国産黒米と小豆と玄米のごはん
国産の有機玄米ごはんに、もちもちとした黒米と、ふっくらとした小豆を加えました。
お赤飯のように、黒ごま塩と一緒にお召し上がり頂くのもおすすめです。
● 国産雑穀と玄米のごはん
国産の有機玄米ごはんに、厳選した6種類の雑穀(もちあわ、もちきび、アマランサス、ひえ、黒米、高きび)をバランスよくミックスして炊き上げています
ふっくらと炊き上げた玄米と、風味豊かな穀物のハーモニーがお楽しみ頂けます。
栄養が詰まった「雑穀」のことは、また改めてお伝えしたいと思います。
【チャヤマクロビ YOUTUBEチャンネル開設!】
ぜひ、チャンネル登録をお願いします。
ライター:渡辺美穂
CHAYAマクロビフーズ 編集部 兼 営業部 / マクロビオティック セラピスト