だんだんと、寒さが増してきましたね。
カラダの冷えは、様々な不調に繋がります。
寒い季節でも、カラダを上手に温めて、元気に過ごしたいですね。
今回は、寒い季節でも快適に過ごせるように、カラダを温めてくれるスパイスについて、ご紹介していきたいと思います。
それらのスパイスを手軽に取り入れられる、生姜をベースとしたマクロビスパイスシロップの作り方もご紹介します。
カラダを温めてくれるスパイスがブレンドされた、このスパイスシロップを用意しておけば、いろいろなドリンクに、アレンジが可能です。
チャイティーやアップルサイダー、ホットワインなどが、一般的なレシピよりも簡単に作れます。
冬の寒い季節、ご自宅でスパイスの効いたドリンクを楽しみながら、温活しましょう。
【目次】
1.冬におすすめのスパイス
2.マクロビスパイスシロップの作り方
3.アレンジレシピ(スパイスミルク、アップルサイダー、ホットワインなど)
4.まとめ
1.冬におすすめのスパイス
今回は、寒い季節におすすめのスパイスについて、ご紹介していきたいと思います。
一口に、スパイスと言っても、豊富な種類があります。
スパイスと聞くと、カレーをイメージされる方も多いかもしれません。
カレーは、暑い季節に美味しいので、冬にスパイスを取ると、カラダを冷やすのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、スパイスにも、実は陰陽があります。
カラダを冷やす(冷ます)作用のあるものと、カラダを温めてくれる作用があるもの。
その組み合わせによって、カラダへの影響は、変わってくるのです。
今回は、寒い季節におすすめの、カラダを温めてくれるスパイスの中で、おすすめのスパイスを3種類、ご紹介します。
【カラダを温めてくれる、冬におすすめのスパイス】
・ジンジャー(加熱したもの、パウダー)
スパイシーで、ピリッとした味わい。
こちらは、お菓子やドリンク、そしてお料理、様々な用途で使用されることの多い、カラダを温めてくれるスパイスの代表格です。
そんな生姜ですが、加熱すると成分が変わるという特徴があり、生と加熱したものでは、カラダへの作用が変わってきます。
生の時に含まれているジンゲオールが、熱を通すとショウガオールに変わり、身体を温めてくれるようになります。
加熱して出来るショウガオールという成分には、消化器官を刺激して、血流の流れを高めてくれるという効果があるので、体内で熱を作り出してくれます。
また、乾燥させてある、生姜パウダーも、カラダを温めてくれます。
生の生姜に含まれるジンゲオールは、解熱・解毒の作用があるので、身体を冷やしてしまいます。一時的に消化力をアップさせてくれる効果もありますが、持続的にカラダを温めてくれる訳ではないので、その点を理解して、上手に使い分けてみましょう。
・シナモン
スパイシーで、甘い香り。
お菓子やドリンク作りに、利用されます。
シナモンには、体の冷えを取り除き、血の巡りをよくする成分が含まれています。
美肌への効果が期待出来、また、胃腸の働きを助ける作用などもあります。
漢方で、桂皮(ケイヒ)という名前で使用されます。
シナモンも、カラダを温めてくれる、代表的なスパイスの一つです。
・クローブ
独特な甘く濃厚な香りと、少しピリッとした刺激のある味わい。
その強い甘い香りを活かして、お菓子やドリンク作りの香り付けに利用されています。
殺菌作用もあり、肉の臭み消しとしても、有効です。
しかし、香りが強いので、使いすぎには注意が必要です。
また、ホールを使用した場合は、調理後に取り除きましょう。
クローブも、丁子(ちょうじ)という名前で、漢方薬として使用されています。
以上、冬におすすめの3種類のスパイスをご紹介しました。
スパイスは種類が多いので、他にもカラダを温めてくれるスパイスはあります。
香りなども様々なので、ぜひ、自分のお好きなスパイスを見つけてみてください。
スーパーやグロサリーストアなどで、スパイスコーナーが充実しているところも多いので、手軽に購入することが出来ますよ。
2.マクロビスパイスシロップの作り方
冬におすすめの3種類のスパイスを、普段の生活で手軽に取り入れられるような、マクロビスパイスシロップのレシピをご紹介したいと思います。
このシロップを用意しておけば、いろいろなドリンクにアレンジが可能です。
スパイスミルク、チャイティー、スパイスラテ、アップルサイダー、ホットワインなど。
日持ちもするので、ストックしておけば、ドリンクの他に、パウンドケーキやマフィンに加えるなど、お菓子作りにも活用出来ます。
スパイシーなキャロットケーキや、かぼちゃなどのお野菜ケーキ、りんごなどフルーツケーキなど、ご自宅でお菓子を作られる方は、いつものレシピにスパイスシロップを足してみてください。
【マクロビスパイスシロップ レシピ】
[原材料]
・生姜 400g
・甜菜糖 300g
・クローブ(ホール) 6粒
・シナモンスティック 1本
・お湯 450g
[作り方]
1生姜を薄切りにする。
2鍋に、1の生姜と、スパイス、お湯を入れる。
3クッキングシートで落し蓋をしながら、約半量になるまで煮詰める。
生姜は、生のままだと、身体を冷やす作用のあるジンゲロールという成分なので、スライスした生姜に、じっくり火を通して、カラダを温めてくれるショウガオールへと変化させてあげましょう。
作っている時の、甘いスパイスの香りで、幸せな気分になることが出来ますよ。
3.アレンジレシピ(スパイスミルク、アップルサイダー、ホットワインなど)
2でご紹介した「マクロビスパイスシロップ」を使用したお手軽なドリンク5種類、スパイスミルク、チャイティー、スパイスラテ、アップルサイダー、ホットワインをご紹介します。マグカップや、耐熱のグラスに、スパイスシロップ小さじ2を入れて、お好きなドリンクを注ぎます。
1-スパイスミルク…豆乳やライスミルク、オーツミルク、アーモンドミルクなど、お好きなプラントベースミルクに、スパイスシロップを加えたもの。
2-チャイティー…お好きなプラントベースミルクを使用したミルクティーに、スパイスシロップをプラス。
3-スパイスラテ…お好きなプラントベースミルクを使用したカフェラテに、スパイスシロップをプラス。
4-ホットアップルサイダー…温めたりんごジュースに、スパイスシロップをプラス。
サイダーというと、炭酸をイメージされるかもしれませんが、アメリカやカナダにおけるサイダーは、お酒ではなく「リンゴ果汁」を指します。ペンシルベニア州の州法では、アップルサイダーとは「リンゴから絞った、琥珀色、不透明、未発酵のアルコール分を全く含まないジュース」と規定されているとか。お酒か果汁かの違いはあっても、サイダーと呼ばれるものは「リンゴ」が原料となる点は共通しています。アメリカの寒い季節に欠かせない飲みものである「ホットアップルサイダー」。温かいリンゴのサイダーは、温かいリンゴジュースのことを指し、カラダが温まる香辛料を加えたスパイシーなレシピが人気です。
5-ホットワイン…温めた赤ワインに、スパイスシロップと、フルーツをプラス。
温めたワインとシロップだけでも美味しいですが、オレンジやレモン、りんごといったフルーツをプラスすると、さらに、美味しくなりますよ。
ワインは、レンジで温めることも出来ますが、吹き出す可能性があるので、注意しましょう。また、沸騰してしまうと、ワインの風味も損なわれてしまいます。
4.まとめ
いかがだったでしょうか。
通常は、お鍋にベースとなるドリンク(プラントベースミルクや、紅茶、りんごジュース、赤ワインなど)と一緒に、スパイスやフルーツを入れて煮込みますが、スパイスシロップを作っておけば、1種類のドリンクだけではなく、いろいろなドリンクを楽しむことが出来ます。
日本では、あまり馴染みのない「ホットアップルサイダー」も、一度味わうと、また試してみたくなる美味しさです。ぜひ、試してみてくださいね。
今回、マクロビスパイスシロップのレシピをご紹介させて頂きましたが、スパイスの組み合わせや分量に決まりはありません。ご自身の体調に合わせて、レシピをアレンジして、あなただけのレシピを見つけてみてください。
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ライター:渡辺美穂
CHAYAマクロビフーズ 編集部 / マクロビオティック セラピスト