#004 「特集：マクロビオティックはSDGsそのもの」

CHAYAとあなたの未来カラダLAB #015

チャヤマクロビ編集部の渡辺です！

4号のテーマは、未来のカラダと地球のこと

まずは、昨今話題となっているSDGs （エスディージーズ）について、触れてみます。

国連が定める SDGs（持続可能な開発目標）は、「誰一人取り残さない」という理念のもと、持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標として、社会、経済、環境の3側面から捉えることのできる17のゴールと、169のターゲットを掲げています。

とは言え、今のところは…

「取組は進展したが、あるべき姿からはほど遠く、今、取組を拡大・加速しなければならない。2030年までをSDGs達成に向けた『行動の10年』とする必要がある。」と言われているようです。

これらの目標は、各国政府による取組だけでは達成が困難とされており、企業や地方自治体、アカデミアや市民社会、そして一人ひとりに至るまで、すべてのひとの行動が求められているのが大きな特徴です。

つまり、SDGs達成のカギは、私達一人ひとりの行動に委ねられているといえるのです。

前号では、Macrobioticの考え方や良さについて、改めて振り返ってみました。そして、Veganのお食事との関係性についても触れてみました。

今回は、Macrobioticについてもう少し深堀りしながら、SDGsの掲げる目標とも照らし合わせてみたいと思います。

「 Macrobiotic」のベースとなっている、「精進料理」

「精進料理」には、「食材を無駄にしない」という考え方があります。

“食材を無駄にしない”で皮までまるごと頂く「一物全体（いちぶつぜんたい）」という考え方と、その”土地”の”旬”の食材を大切にする「身土不二（しんどふじ）」という、2つの大きな考え方「二大原則」があります。他にも、「食材」や「調理法」の陰陽や、食べ方のバランス、などなど。

Macrobioticは、「お料理」そのものを指す言葉というよりも、そういった「食に対する考え方」も含まれています。

健康的に長生きするための知恵や考え方、それらを参考にしながら、自分自身のカラダと向き合い、様々な気づきを得ること。

そこが、 Macrobioticの本当の面白さだと思っています。

そして、3号でも触れましたがMacrobioticには「玄米菜食」という考え方もあり、「野菜」を大切にしているので、Veganのお食事もたくさん登場します。

Macrobioticを実践することで、一歩ずつSDGsの目標にアプローチしていく

●Veganのお食事は、通常のお食事に比べ、より多くの国や地域の人が食べられるお食事。　
●Macrobioticは、自身の健康を強化出来るお食事。
●Macrobioticの考え方、「一物全体」は、食材をまるごと頂きムダがありません。「身土不二」は、その土地の旬の食材を大切にするので、地域や社会環境を大事に守っていく考え方です。